第7回 同報メールの送り方
(Outlook Expressを使った同報メールの送り方)


目  次:  1.同報メールとは?
2.アドレス帳にグループ登録
3.メール作成
4.受信したメールは?

1.同報メールとは?
  同じ内容のメールを一斉に複数のアドレスに送信するメールのことを同報メールといいます。企業では「新商品のご案内」や「夏期休暇のご案内」など得意先などにFAXや郵送するものをメールで一括送付すれば、経費の大幅削減になります。
そこで、今回は同報メールの送り方についてご説明します。

複数のアドレスにメールを送るにはいくつか方法があります。
  1.「宛先」に複数のアドレスを入力する。
  2.「CC」に複数のアドレスを入力する。
  3.「BCC」に複数のアドレスを入力する。

ここで、予備知識として「宛先」、「CC」、「BCC」の違いについて確認しましょう。
「宛先」はそのものズバリ、メールの宛先です。「CC」はカーボンコピーの略でその人宛てではないが、参考まで送るという時に使います。「BCC」はブラインドカーボンコピーの略で、「CC」同様参考までという意味になりますが、ここにアドレスを入力すると、「宛先」と「CC」でメッセージを受け取った人からは、「BCC」のアドレスに送っていることは分かりません。
     

同報メールのように多くの人に同時に送る場合、「宛先」や「CC」を使ってしまうと、受け取った人からメールアドレスがすべて見えてしまいます。そこで、同報メールを送る場合には、「BCC」を使うことをお勧めします。

さらに、送り先のアドレスをグループ登録しておくと、メールを作成する際とても便利です。次にその方法を説明します。

2.アドレス帳にグループ登録
  アドレス帳にグループ登録する前に、まず個々のメールアドレスを登録しておきます。その操作は、「第5回 メール入門」の「3.アドレス帳に登録」をご覧ください。 また、その際、自分のアドレスを「お客様各位」などの表示名で登録しておきましょう。(同報メールの宛先に使います。)

次に、登録した宛先をグループに登録する方法をご説明します。

@ 「ツール」→「アドレス帳」を選択

A [新規作成]ボタンをクリックし、「新しいグループ」を選択。
  グループ名を入力し、グループメンバーの[選択]ボタンをクリック
   

B 左側ウィンドウのアドレスを[選択]ボタンで右側のメンバーウィンドウに追加します。
   

Cメンバーの選択が終了したら[OK]ボタンを2回クリックします。
  アドレス帳も[閉じる]ボタンをクリックして終了します。

これで、グループの登録は終了です。お客様が多い場合は、地域毎、誕生月毎などに分けてグループ登録しておくと、地域別のダイレクトメールや、お客様のBirthday Mailを同報メールとしてを送る時に便利です。

3.新しいメールの作成
  次はメールの作成です。
[新しいメール]ボタンをクリックしてメールを作成しましょう。

「宛先」を入力する際には「宛先」のボタンをクリックし、「受信者の選択」画面で「宛先」と「BCC」を選択すると便利です。
   

これで[送信]するれば終了です。「BCC」にグループ名を入力すれば、そのメンバーにそれぞれのメールアドレスを知られることなく送ることができます。

4.受信したメールは?
  それでは、このメールを受信した時にはどのような状態になっているのかを見てみましょう。
   

このように受信した時には、「BCC」は表示されません。これなら安心ですね。 
皆さんも一度試してみてください。




Copyright(C) 2007 Yoshie Yamamoto All Rights Reserved.