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 「金を追う者 追われる者」
金にまつわるドラマチックで切ない実話、
十三篇を綴った珠玉の短編集!!


この本は、著者である金融コンサルタントの室井忠道氏が、昭和40年代初めからバブル崩壊後10年頃までに、サラ金業者として債権回収で体験した実話、十三篇を収めたものです。

サラ金の債権回収というと殺伐としたイメージを持ちますが、その中にも心温まる感動の場面がいくつも登場します。そして、様々な理由で債務者となってしまった人たちの人生を通し、「お金の大切さと怖さ」「人としてどう生きるべきか」「人生で何が大切か」を改めて実感しました。

またこの本には、「多重債務」「自己破産」「過払い請求」など社会問題となっている事柄が登場し、分かり易く解説しているので、金融への理解も深まりました。

とても読みやすく興味深い本なので、 サラ金を利用している人、利用しようとしている人、そうでない人にも、ぜひ読んでほしい1冊です。


金融業界に精通し、お金の大切さと怖さを知り尽くした著者ならではの視点から、こんな著書があります。

   『金と共に去りぬ』 映像舎
   『借金中毒列島』 岩波アクティブ新書
   『おかね教育』 晶文社
   紙芝居『にっぽんおかねばなし』 株式会社ケースワーク
   『天使のメッセージ』 オンブック
   『金が人と街を駆け抜けた』 株式会社現代書館




金を追う者追われる者―ノンフィクションマネーファイル
ノンフィクションマネーファイル
「金を追う者 追われる者」 の目次


 第1章 ひとりぼっちの子(住宅ローンの悲劇)
 第2章 女子大生の自殺と十三階の家族
 第3章 自己破産への道
 第4章 僕、高校へは行かない
 第5章 弁護士になりそこなった男
 第6章 バブル紳士と妻に逃げられ、ウサギを飼う男
 第7章 家族がいちばん
 第8章 ネギをきざむ老婆
 第9章 大都会の夜(マンダリンクラブ)
 第10章 五時間後の自殺
 第11章 林にかくれる女
 第12章 逃げてきた男
 第13章 和服の女

 著 者: 室井忠道 金融コンサルタント
 発 行: 株式会社オンブック
 定 価: 1800円+税

「あとがき」より抜粋

 グローバル経済ということで世界を見る時、何が儲かる、どこの国の株の値が上がるぞ、と欲望をみつめることの前に、地球上で食糧はおろか、安全な水さえ手に入らない十二億以上の人達がいることを考えれば、金が稼げない、顔が不細工だ、いい就職先が見つからない、彼女が出来ない等、愚痴ばかりこぼしていても何も解決しないことに気がつくはずた。

 石の上にも三年。三年位、よけいな欲望や見栄を捨てて、預金をするか、目的に向かって突っ走ってみれば、何かみつかるはずだ。

 そして、現在の日本で生きていられる自分は、結構恵まれているのだということに気づいてほしいと思う。

 昭和45年11月25日からの私の持論。
「戦争の起きていない国に住み、自分の足でトイレに行けて、食事がおいしく食べられたら、それが最高の幸せ」

室井忠道


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