第1回 ホームページの内容決定

目  次:  1.ホームページ開設の目的
2.ユーザー(ターゲット)は誰?
3.コンサプトを考える
4.ページ構成を考える

1.ホームページ開設の目的
  ホームページ開設の目的はさまざまです。どの企業でもホームページを開設しているから?ホームページが無いと時代に遅れてしまうから?ただ何となく開設してしまうと中途半端なホームページになってしまいます。ここで、何のためにホームページを開設するのか目的を明確にしておきましょう。

  ●宣伝・広告 ・・・ 会社案内・製品紹介として活用
  ●営業ツール ・・・ 顧客の獲得・顧客サービスなど営業ツールとして活用
  ●データ収集 ・・・ ユーザーのデータを収集し販促・マーケティングに活用
  ●店   舗 ・・・ 販売の場として商売を展開

さあ、あなたの場合どんな目的かを考えてみてください。

私のお客様で、求人を目的にホームページを作るというドラッグストアがありました。そのため、求人関連のページに重点をおき、「どんな人材を求めているか」「社長の考えていること」「先輩社員の体験談」など就職希望者にとって役に立つ情報を載せ、リクルート関連サイトに相互リンクを張りました。

例えば、取引先に新製品の案内を送る場合を考えてみましょう。ホームページにカタログを掲載し、取引先へはメールで案内を送ります。カタログのページにリンクを張っておけば、いつでも情報を見てもらえます。従来のようにカタログを印刷し、取引先に郵送すれば、印刷や郵送に費用や手間がかかり、発送までの時間もかかります。このようにホームページとメールを組み合わせて使えば、営業ツールとして活用することができるのです。

2.ユーザー(ターゲット)は誰?
  ホームページを作成する際、一番大切なことは、「ユーザーの立場に立って作成する」ということです。ホームページ作成者は、つい自社の製品・サービスをアピールすることのみを考えてしまい、それを見るユーザーが何を望んでいるか、どんな情報を欲しているかを忘れてしまいます。

ユーザーは、自分たちの欲しい情報が無ければ、リピーターとして再びホームページを訪れることはありません。そこで、あなたのホームページのユーザー(ターゲット)は誰なのか、そのユーザーはどんな情報を欲しいと思っているかを考えてみましょう。

  ●ユーザー(ターゲット)は誰か?
  ●ユーザーはどんな情報を欲しいと感じているか?

さあ、あなたも具体的に書き出してみてください。

ターゲットが一般の人であれば、なるべく分かりやすい表現や言葉を使い、専門用語は使わない方が良いかもしれません。また、ターゲットが専門の人であれば専門用語を使っても構わないし、さらに詳しい仕様などを載せた方が効果的という場合もあります。

3.コンセプトを考える
  ホームページは外見の美しさのみを追求するのではなく、その企業の理念、製品へのこだわりなどコンセプトの見えることが求められています。

あなたの企業は、何を目指し、具体的にどんな目標を持っていますか? こだわり・得意なものはは何ですか? 何を一番アピールしたいのか考えてみましょう。

  ●自社の「売り」は何か?

自社のコンセプトが明確になったら、次は戦略を考えましょう。
自社のホームページを多くの人に見てもらい、リピータとなり、ファンになってもらうための方法を考えるのです。

  ●製品(サービス)へのこだわりをアピールする
  ●ユーザーにとって役立つ情報を載せる
  ●プレゼントなど物を配る

競合相手のホームページが、興味を引くためにどういう方法をとっているかを調査してみましょう。参考になることもあるかも知れません。

検索サイトでキーワード検索をすると、たくさんのページがヒットします。そのページを順番に見ていった時、何か「これ!」というものが無ければ目には留まりません。ホームページでは、「これだけは他社に負けない!」というこだわりや特徴を前面に出すことが重要なのです。

4.ページ構成を考える
  具体的にどのようなホームページにするか、サイトマップのようなページ構成を書き出してみましょう。
その際、考慮することを挙げます。

  ●あまり階層を深くしない(3回のクリックでたどり着けるように)
  ●分かりやすい分類名を付ける



会社案内や製品紹介だけのホームページの場合、一度作ってしまうと新製品が出た時やイベントの案内など特別なことがない限り、内容を更新する要素がありません。作成以来内容を更新していないホームページは誰も見てくれなくなります。そこで、ページ構成を考える上で、定期的に更新するようなページを作っておくと良いでしょう。それも自社独自のノウハウを活かした内容ならそれに越したことはありません。

ホームページの内容決定については以上です。
実際にホームページ作成を自社で行うか、社外に依頼するかは別としても、ここまでは自社で固めたいものですね!




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