長期入院、褥瘡(床ずれ)に注意!

足立区の救急病院に、母は1ヶ月ほど入院しました。

帯状疱疹薬の副作用で意識障害になり救急搬送され、3日間集中治療室で治療していただき、一般病室に移ることができましたが、同時に「尿路感染症」を発症しており入院が長引いてしまいました。

入院した病院が急性期病院なので、2週間ほどしたら転院しなければならないと最初に言われていました。

半月ほどして、病状が安定してきたので系列のリハビリテーション病院への転院を打診されましたが、私たち家族は、家の近く葛飾区の病院に転院させたいと考え、自分たちで病院を探すことにしました。

葛飾区に新しくリハビリテーション病院がオープンしたのですが、そこは整形外科系のリハビリ病院でした。いろいろな病院に電話して相談すると、母は介護系の病院(施設)が良いのではないかとアドバイスされました。

そこから施設巡りは始まりましたが、葛飾区の公的施設には申請から審査があり、すぐには入れないことがわかりました。仕方なく、入院している病院の系列リハビリテーション病院に転院することになりました。

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入院前、母は家の中ではつたい歩き、外出時は車イスという状態でした。
そこで、1ヶ月入院して寝たきりだったことで、歩けなくなってしまいました。
その症状を「廃用症候群」と呼ぶそうです。

そういうことは想像できる結果でしたが、それに備えて転院先を探すことなど思いも寄りませんでした。

もっと想定外だったのは、1ヶ月の入院で「褥瘡(じょくそう)」ができてしまったことです。「褥瘡」とは「床ずれ」のことで、持続的な圧迫によって、組織の血流が減少・消失し、虚血状態、低酸素状態になり組織の壊死が起こった状態です。

リハビリテーション病院に転院後、褥瘡を発症していることがわかりました。

高齢者の方がベッドに寝たきりになったら、寝返りをうったり起き上がったりしてください。同じ体位で寝たままになると褥瘡になる恐れがあり、その回復は容易ではありません。絶対に褥瘡にならないよう、家族の方も注意してください。

母に対しそれができなかったことが悔やまれます。

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