自宅で介護する上で、ホームヘルパーさんのサポートは欠かせません。
主に日常的な身体介助をお願いしていました。
●ベッドと車イスの移動
●着替え介助
●清拭(体拭き)
●排泄介助
また、30分単位でお願いし、1日に2回来てもらうこともあり、とても助かりました。
30分お願いする時は、「ベッドと車イスの移動」と「排泄介助」、午前と午後で1日に2回来てもらうこともありました。1時間の時は、「ベッドと車イスの移動」、「清拭」「パジャマの着替え」「排泄介助」をお願いしました。
ベッドと車イスの移動と排泄介助は自分でもできるようにならなければと思い、教えてもらいながら見ていました。
ただ、ヘルパーさんは身体介助は行いますが、褥瘡(床ずれ)の手当などの看護行為は行わないので、排泄介助の際、仙骨にできた褥瘡に薬を塗るのは私の役目でした。
排泄介助は夜や朝は家族で行いますが、母も嫌がり抵抗されると3人がかりで行っても大変でした。今思えば、母によ~く説明し、納得してもらった上で、手際良くできれば良かったかなと思います。
母は認知症だったこともあり、訳が分からず身体に触れられ、抵抗していたのかもしれません。もっと察してあげれば良かったと今では思うけれど、私たちも必死だったので、母の思いを察する余裕はありませんでした。
介護するということは、相手の気持ちを慮る(おもんばかる)ことが大切で、それだけの余裕を持つことが必要なのだと思います。
そんなことを母から教わったような気がします。