在宅介護の食事

母は入院中、食事はペースト食でした。

家で生活していた頃は何でも食べ、入院直後も食事は普通食で完食していました。ところが 2ヶ月入院した後には、誤嚥を警戒したのかペースト状の食事で介助が必要になってしまったのです。

自宅に帰ってきた時、卵入りのおじやを作りましたが、あまり食べません。次に、白米だけでお粥を作りましたが、これもあまり食べません。

イチゴやメロン、擦りリンゴなど果物は食べていました。
おかずを柔らかいものにしたり、おかずを小さく切っても食べません。
口に合わなくなってしまったのでしょうか。

仕方なく、市販の介護食を試したところ、食べてくれました。
ペースト状にしたカボチャなど、確かに美味しいのです。
また、病院食にも出ていた栄養補給の飲料(果物味、ヨーグルト味、コーヒー味など)も利用しました。

市販の介護食には、「容易にかめる」「歯ぐきでつぶせる」「舌でつぶせる」「かまなくてよい」などの段階に分かれたレトルト食品があり、その種類も多く美味しそうです。

また、不足しがちな栄養を補える介護用飲料やゼリーも豊富に揃っています。母の褥瘡(床ずれ)を治すためタンパク質を補給しなければなりませんでした。

在宅介護するにあたり、何でもよく食べた母だったので、食事のことは念頭にありませんでしたが、市販の介護食を取り入れて、もっと美味しい食事を作ってあげれば良かったと今では思っています。

在宅介護の食事は無理せず、市販の介護用食品をうまく利用することをおすすめします。

● キューピーやさしい献立
● 森永クリミール
● 明治栄養ケア商品

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