治る認知症 ~正常圧水頭症~

「治る認知症」と呼ばれている病気に「正常圧水頭症」があります。

頭蓋骨の中に脳は入っています。脳は柔らかいので固い骨に直に当たると壊れてしまうため、クッションとなる水(髄液)が入っています。
この髄液は、脳の中の脳室で新たに作り出されて入れ替わります。

正常圧水頭症とは、何らかの原因で髄液がうまく吸収されず脳室に溜まり、周りの脳を圧迫することで脳の機能をマヒし、認知症に似た症状がでる病気です。

正常圧水頭症による症状にはこんなものがあります。

  • 歩行障害: 足が開き、歩幅が狭く、すり足や小刻みな歩き方になる。
  • 認知機能障害: 物忘れなど認知症に似た症状が現れる。
  • 排尿障害: トイレが間に合わなくて失禁してしまう。

症状としては認知症によく似ていますが、歩き方がおかしいことが特徴で、正常圧水頭症の場合は治療すれば治るのです。MRI等の画像診断を行い、その可能性があれば、脊髄から髄液を抜いて症状が改善されるかテストします。

母はかなり高齢(88歳)でしたが、治る可能性があればと願い、このテストを受けました。慈恵医大病院に入院し、1週間で様々な身体状況を確認し、脊髄から髄液を抜いた後、同じように状況を確認します。結局正常圧水頭症ではありませんでした。

妹の友人のお父様はこの正常圧水頭症でしたが、治療して治ったという話を聞きました。これらの症状があったら、早期に受診されることをお勧めします。

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