母が認知症だと気づいた時

80歳も過ぎ、物忘れもひどくなり、料理で火傷したり、家計簿の計算が合わずずっと計算しているなど、母はいつもできていた事がだんだんできなくなっていました。

それに応じ、料理は家族が全面的に行い母は朝の味噌汁作りだけになり、家計簿も家族が各自でつけるようになり、母の負担を軽くしていきました。

それは歳だから仕方ないと思っていましたが、ある出来事で「認知症」を意識することとなりました。

それは、妹の娘、母にとっては孫娘の成人のお祝い会でのことです。

妹は横浜の家に嫁ぎ、親御さんと同居しています。
子供が4人いて、成人祝いにはいつもお祝いの席を設け、私たち家族も招待してくれます。

2009年11月 母が84歳の時、4番目の子の成人祝いにレストランの個室で大きなテーブルを囲み食事をしていました。妹の姑さんと母は並んで座り話をしていましたが、姑さんが驚いて言いました。母が姑さんに「お一人ですか?」と尋ねたというのです。

母は初対面の人でも、適当に話を合わせて親しげに話をします。後で知り合いか尋ねても、誰なのか話した内容も覚えていませんが。

「朝ごはんは私が作るんですよ、あなたはお一人(一人暮らし)ですか?」と聞いたようです。

姑さんを初対面の人だと思い、どうして集まっているかも分からず、いつもの調子で話していたのでしょう。姑さんはたいそう驚いていました。私たちはどうにか繕いましたが、本心驚きました。

帰りの電車の中で「隣に座った人、家のことをよく知ってるのよ!?」と怪訝そうに母は言います。

この出来事から、ただの物忘れではない「認知症」ではないかと思うようになったのです。

そして、もし認知症だったら、進行を遅らせることができるのではないかと考え、「物忘れ外来」を探しはじめました。

今では「物忘れ外来」も一般的になりましたが、神経内科、心療内科、脳外科、精神科でも対応してもらえるので、認知症かなと思ったら一度受診されることをお勧めします。

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