認知症でも珠算大会に参加!

母は結婚前まで銀行に勤めていたので、そろばんが得意で、暗算も早かったです。毎日そろばんをはじいて家計簿も付けていました。

葛飾区では毎年珠算大会が開催され、母は「シニアの部」に参加していました。年に一度の開催ですが参加する人たちは常連が多く、珠算大会に行くと知り合いの人たちに囲まれ親しげに話をしていました。

2002年、76歳ごろから参加し、「金賞」「銀賞」「満点賞」と毎年受賞していたので、家には珠算大会のトロフィーがたくさん飾ってあります。

認知症になってからも、87歳で「金賞」、88歳で「銀賞」を受賞しました。89歳で最後に参加した時には、最年長者として皆さんに紹介されていました。

珠算大会が近くなると、妹は珠算の問題集を何枚もコピーし、母が何回も練習できるよう準備し、終わると赤鉛筆で採点していました。母の得意な珠算を続けることに熱心に協力していました。

80歳を過ぎても、認知症になっても、そろばんの練習をして大会に参加する頑張り屋の母は私たち家族の誇りです。

認知症になっても得意なものは得意なのです。
だから認知症になっても、得意なものを続けていけば幸せなのだと思います。

歌が得意でカラオケ好きな人、絵が得意な人、裁縫が得意な人、そろばんが得意な人、人それぞれです。

歳をとると「できないこと」が多くなり自信を無くしがちですが、得意な事、好きな事をしている時は充実しています。それを周囲の人から褒められれば自信を取り戻すことができるのではないでしょうか。

「できないこと」を数えるのではなく、「できること」を褒めれば、本人にとっても周囲にとっても幸せな時間になることでしょう。ぜひ試してみてください。

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